できるだけ安い賃貸物件がいいという考えを持つ方も多いでしょう。節約の一環として、家賃を抑えることは重要な要素であり、実際に賃料を抑えることで生活費の軽減につながります。
ただし、相場よりも安い賃貸物件には様々な理由があり、特に北海道の寒冷地域では暖房費に関する注意が必要です。
今回の記事では、札幌で相場よりも安い賃貸物件を探す際のポイントをご紹介します。
築年数が古い場合
内装がリフォームされ、キッチンや壁・床が綺麗になっていても、上下水道の配管など目に見えない部分はリフォームが難しいです。このため、外観や内観が新しくても、築年数が古い物件は賃料が安い傾向があります。劣化が目に見えない部分に関しては防ぎようがないため、注意が必要です。
立地が悪い場合
お墓が近くて夜歩くのが不安や怖さからくる心理的な要素から、物件の賃料が相場よりも安い場合があります。これは気持ちの問題であるため、気にならない方にとっては掘り出し物件と言えるでしょう。また、ホテルや飲み屋などの歓楽街に近い物件も、相場よりも賃料が安いことがよくあります。しかし、これは教育的な観点や夜遅くまで騒がしいなどの理由から、子供のいる家庭や女性には人気がないことが一因です。
訳あり物件の場合
「事故物件」や「心理的瑕疵物件」など、過去に何かしら問題が起きたワケあり物件も、その問題を考慮して賃料が下げられて募集されることがあります。
訳あり物件についてはこちらの記事で詳しくご紹介してます。
線路沿いの場合
電車の音や振動が受けやすい線路沿いにある物件も、相場よりも安い賃料で提供されることがあります。部屋から電車が見えたり、洗濯物を外で干せないなど、これらの理由が安い賃料の一因です。ただし、電車の音に関しては個人差があり、早朝から夜遅くまで外出している人にとってはあまり気にならないこともあります。そのため、線路沿いを選ぶことも個々の考え方による選択肢となります。
暖房器具の種類には特に注意
暖房器具は大きく「ガス」「灯油」「電気」の3つの種類があり、北海道では主に「ガス」と「灯油」が使用されています。札幌市でもエアコンやオール電化の賃貸住宅が増えていますが、これらは割高なため、予算を抑えたい場合はガスや灯油の物件を選ぶのが良いでしょう。
ただし、ガスには「都市ガス」と「プロパンガス」の2つがあり、プロパンガスは都市ガスよりも高いと言われています。そのため、暖房費を抑えるためには物件がどのガスを使用しているかを確認し、予算に合った選択をすることが重要です。
家賃を抑えることも大切ですが、暖房費の面でも配慮することで、より経済的な生活が期待できます。
まとめ
安い賃貸物件は、これから札幌で一人暮らしを始める方にはとても魅力的ですが、安いなりに理由があることを知っておかなくてはなりません。
賃料の安さだけを重視したために、「こんな部屋に住むべきじゃなかった」と後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。